Rokkys diary

日常をエッセイに

いざ、東京へ

   そうだ、東京へヒッチハイクしよう。起きたのは9時30分過ぎ。目玉焼きと味噌汁を食べた後、すぐに支度して近くのインターチェンジへ。「群馬方面」へと画用紙に書き、雨が降る中、ひたすら待った。
    しかし、誰からも声がかからない。場所が悪いのかと思い、試行錯誤したが結局捕まらず、歩数だけが多くなっていった。気づいたら2時間経過していた。

    このままでは、東京に行くことはできないと思った私は計画を変更し、電車で行くことに決めた。

    近くのバス停から長岡駅に向かいその後東京行きの切符を買った。長岡-水上-高崎-籠原-東京といった感じだ。かかった時間は5時間ちょっと。新潟で降っていた冷たい雨が嘘だったかのように、群馬県に入ってからは、ぽかぽかと暖かい日が差していた。

    新幹線でいけばあっという間だが、ゆっくり本を読みながら考えにふけたかった。電車の中では家族旅行帰りの人達、孫と旅行している人、別々の高校へ行くため別れを惜しむ人、自分の知らないところで人は出会い、別れ、歳をとっていくのだとしみじみと感じた。

     東京駅に着いてからは、「そうだ、東京タワー🗼を見に行こう」と思い立ち、山手線で浜松町へ。駅を降りるとタワーがビルの間から存在感を示していた。遠くから見ると幻想的な装いだったが、近づいていくと、数え切れないほどの赤い鉄骨が姿を見せた。見るものを圧倒しそびえ立つ塔、東京タワー。
    建てられた1958年から60年が経つ。時間が経過しても存在感を示すそのタワーはの観光客、いちゃつくカップル、その他大勢の人に愛されている。そんなタワーをすぐ近くでみれて良かった。

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   その後、予約しておいたbook and bed tokyo 浅草店へ。ビルの外装から想像できない、秘密基地的空間。カプセルホテルとおしゃれな本屋が合体したかのようで、本好きにはたまらない。私が読んだ本は、
・生まれた時からアルデンテ
・nobody knows
星野リゾートの教科書
・世界のへんな建物
・宇宙を撮りたい風船で
・何者
村上春樹雑文集
・大きな木 etc…である。自分の用意された部屋や近くのソファに場所を移動させながら、読んでいった。今までに読みたかった本ばかりがあり、気づいたら時計の針が0時を回っていた。

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    本を枕の横に置き、電気を消すと自然に瞼がふさがった。明日はどうなるのか考えているうちに眠りについた。