Rokkys diary

日常をエッセイに

フリーマーケットの男1

    季節は春。桜の花びらも散った近所の公園。午前9時ごろ、私はフラフラと公園を散歩していた🚶‍♂️。今日は日曜日である。平日、夜遅くまで働いて寝て、朝早く起きて会社に向かう。このルーティンを20年近くしている。これを言うと歳がバレてしまうが。

    私の日曜の日課として、朝起きて天気が良ければ近所の公園に行く。広い草原が広がっていて、日光をたくさん浴びることができる。私は本を一冊家から持ってきてベンチに腰掛けた。今日は少し時間が早いからか、人はまばらである。私はしおりの挟んでいたページを開き小説を読んだ。

 


   10分ぐらい経った頃だろうか_。1人の若い男が大きな荷台を引きずってやってきた。最初、食べ物の屋台かと思ったがどうやら違うらしい。目的の場所に着くと、木目調のデザインがあしらわれた敷物を地面に敷き始めた。どうやらこの公園でフリーマーケットをやるらしい。男は敷物にせっせと品物を置いていき、綺麗に整列させていった。これで準備オッケーと手をぱっぱとはらうと、用意しておいた小さいキャンプ用の椅子に腰掛け、客を待っていた。

   今時珍しいなと思った。昔は上野公園や代々木公園の方でよく見かけたが最近あまり見なくなった。今となってはメ○○○などインターネットオンラインで物々交換できる時代である。それをなぜアナログな方法で?私は気になって仕方なくなってしまい、読んでいたページにしおりを挟んで、男の元へ向かった。


    男の方に近づくと男の顔がはっきりと見えてきた。歳は30歳手前であろうか。少し髭を生やしているがきちんと整えられている。アウトドアな服を身に纏っていた。私は置いてあるものを見て驚いた。左から見て本がズラリと並び中央にCDやレコード(デビッド・ボウイから最新ukロックまで)があった。左側にはきちんと畳まれた古着が並べられていた。割と洋風の物が多く、発電機の電源に繋がれたレコードプレーヤーからジャズが聞こえてくる。順番に見ているとお手頃な値段で一般市民でも買えるくらい、というよりかなりお得に手に入れられることが分かった。(ついこないだ買った本が半額の値段で売ってあり少しショックを受けた)

    私が品定めしているうちに人が次々と集まってきて、ちょっとした人だかりができた。当然であろう。カラフルな本の表紙や服、CDやレコードのジャケットは遠くからでも異彩を放つ。それに、この公園でフリーマーケットを開かれることなど滅多にないため、珍しかったのもあるだろう。物は飛ぶように売れ、あっという間に敷物の上は空っぽになった。私は昔から欲しいものを選ぶときには吟味するタイプなので、売れていく様子を目で追うことしか出来なかった。

    若い男は腰を上げ、椅子を畳むとせっせと敷物を片付け、さっきよりも軽くなった荷台を押しながら帰っていった。帰り際、私を見るとニコッと笑顔を見せ、会釈して公園から消えていった。

    あの男は何者か?私は気になって仕方がなかったのと、物をすぐ選べない優柔不断な性格の自分に嫌気が差した。これから本を読み直す気にもなれなかったので、私は溜息をつきながら家に帰った。

London Christmas (ロンドンのクリスマス事情)

12月25日

私は、Londonにおります。大都会でクリスマスの日を過ごしています。

きっと皆、「えー、いいなぁ!」「海外でクリスマスを過ごすとか羨まし過ぎる!」と思うだろう。綺麗な金髪のお兄さん、お姉さん達がスーツやドレスを着て予約しておいたホテルでディナー🍽へ_。若者はお酒を飲んで、パブではしゃぎまくる_。   街には煌びやかなイルミネーションが!と想像する人もいるだろう。がしかし、実際は…そんなことはない!(断言)

むしろ、旅行者、留学者には厳しい洗礼が待っていたのであった。

現実:

○電車🚃・地下鉄🚇が全く使えない

○バスも使えない

○飲食店がほぼ8・9割が閉まっている

○スーパー・デパート・博物館・美術館・日用雑貨屋・服屋が全て閉まっている

 

皆、お気づきだろうか?そう、私はロンドンという大都会で今日一日サバイバルしなければいけなかったということを意味する。ちなみに今日一日、私たちが行った場所は

ハロッズ(中まで入ってない)

●ピカデリーサーカス🎪散策

セントポール大聖堂

●ろう人形博物館(外観だけ)

●ロンドン塔(中まで入ってない)

約28000歩、距離にして17キロ歩いて、結果中まで行けたのは、セントポール大聖堂だけである。阿呆である。文明の機器、SUMAHOを持っていながら、なぜこのような失態をおかしたか、これには理由がある。

 

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上の写真を見てほしい。ハロッズの営業時間に関する情報が書いてあり、たしかにOpen、Closeの時間が。よーし、

張り切ってハロッズに行くぞ🙋‍♂️!と泊まっている家を飛び出し、意気yo-yoと歩いてハロッズに向かったのである。おい、I。君はオレンジの文字が見えてないのか?(貴様の目は節穴かぁっぁ!!)と誰かからお説教をもらいそうですが。はい、オレンジの文字までちゃんと読んでませんでした。中学の時、数学の問題を最後まで読まずに、問題を解き始め、悪い点数を取った覚えがある。要は大事なことは、最初から最後まで読め!ということである。今日、中に入れなかった建物はほぼほぼこの理由であった。なったる失態。(皆も海外で私みたいな目にあってほしい、いやあってほしくないので、ここに書いておく。)

 

 

ちなみに、

飲食関係で空いていた店は以下の通りである。

●カフェ(空いていないチェーン店の方が多かった)

●パブ(お酒🥃や簡単なツマミ程度なら食べれる)

●インド料理屋(何でやってたかについては後で説明)

●個人商店(アラブ人ぽい人が営む)

 

今日一日、歩きまくった結果、こういった検証結果に至った。では、なぜ上の●が空いていたのか?について議論する前に、そもそもクリスマスとは何かについて語ってみようと思う。

 

そもそも、Christmasは「Christ」「mass」が合わさった言葉で、「キリストのミサ」という意味である。つまり、イエスキリストが約2000年前に生まれたことをお祝いする日である。ということだ。

引用:https://www.family.gr.jp/christmas/keyword/index.html

研究室の先輩にも、クリスマスどうするか尋ねたが、大体の答えは家族と過ごすと言っていた。イギリスの人々の多くはキリスト教を信仰しているため、イエスキリストに感謝する日として、12月25日は休みになっている。

 

さて、以上のことをふまえてなぜ●の店がやっていたのかについて_。自分で考察した結果。インド🇮🇳やアラブの人🇦🇪の人はキリスト教ではなく、イスラム教やヒンドュー教、仏教を信仰している。(勿論、中にはキリスト教の人もいるが)なので、文化としてキリストに感謝する習慣がないのである。そのため、クリスマスでもお店を営業していたのではないかと考える。パブがやっていた理由は不明だが、やってない店の方が多かったので、店主、店員がキリスト教を信仰していない可能性がある。(が、あくまで憶測であるためわからない)

 

皆にこの写真を見せたいと思う。

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あのマックが(関西ならマクド)クリスマス🎄にやってない。衝撃。日本なら🇯🇵考えられない。

イギリスは街中にただでさえ、トイレが少ない。マックを公衆トイレとして利用する人もいると思うが、今日はトイレができる場所がかなり、限られていた。小さい子供がいる旅行者は大変だったと思う。

 

 

次に公共交通機関が使えなくなると街中の道路には車だげ走ることになる。旅行者や留学生は国際免許がない限り、車は運転できない!どうすれば…。

そんな困った状況のなか、大活躍したのが皆が一度は、乗ったことのあるあの乗り物。そう、自転車である🚲。(ライト兄弟に改めて感謝)

ロンドンの街中にはいたるところにレンタル自転車がある。かりるとき、£2、最初の30分は無料で、その後30分経つことに£2が加算されていく。今日泊まった家からハロッズまでおよそ9km。その内6kmほどを自転車で行くことが出来た。改めて、レンタル自転車をロンドンの街中に導入してくれた方々に感謝する。日本はもうじき、オリンピックが開催させるが、日本にも是非レンタル自転車を導入してほしいと思う。

 

以上をまとめると

_________________________________

・クリスマスの日は移動手段は自転車が便利

・飲食店はほぼやってないので買い溜めしておくが吉。外食したければ、街中特にピカデリーサーカス・キングズクロス周辺に行くと良い。後、インド料理も美味しいのでこれを機に食べてみると良い。

・観光地はほぼやってない。前もって動画をダウンロードしておいて、映画をゆっくり家で見たほうがいい👍

______________________________

来年のクリスマス、ロンドンで苦しむ人が少しでも減るといいな。

 

最後に

 

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私が泊まっている家の玄関のドアを開けると、

20mほど真っ暗な道が続く。あのバイオハザードを彷彿とさせるような恐ろしい廊下。向こうのドアからゾンビ🧟‍♂️が出てくるのではないか?とはじめはビクビクしていたが、今のところは出てきていない。もし、私と連絡がとれなくなったら、あいつ、ゾンビ🧟‍♂️にやられたなと思って下さい。

 

それでは、Merry Christmas 🎉

 

 

イギリス滞在記〜Seven sisters, Brighton編〜

日が昇る前。アラームが鳴る前に目が覚め、身支度を始めた。時刻は7時30分。私たちは忘れ物がないことを確認し、キングズクロス駅へ🚉向かった。

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northern線に乗って無事キングクロス駅に着いてネットで注文しておいた切符を買い、時刻表を見て、異変に気付いた。

「あれ?自分が予約しておいた電車の時刻が時刻表に書いてないぞ?」

私達は切符を確認すると🎫理由が分かった。

 

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Kingscrossの下にthameslinkと書いてあるのが見えると思う。thameslinkをGoogleで検索すると、なんとKingscross駅から2から3マイル離れた駅を指していた。Kingscrossって書いてあるのに、どういうことやねん!ツッコミをする暇もなく、私たちは地下鉄🚇を乗り継ぎ無事、Brighton行きの電車に乗ることが出来た。

 

今回の旅の目的地はSevensistersとBrightonである。Sevensistersといえば、ハリーポッターにも出てくる有名な撮影スポットで、ファンなら一度は訪れたくなる場所である。BrightonはSevensistersの中継地点として訪れたが、夏はリゾート地としても盛え、温暖な気候が特徴である。

 

電車に乗ること1時間半。私たちはBrighton駅に着いた。すぐにSevensisters行きのバスを探したが中々見つからず困った。10分ぐらい駅前をブラブラしていると親切なおじさんがパンフレットを渡してくれて行き方を教えてくれた。

 

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駅を降りたらひたすら南下しclocktowerが見えたら、右に曲がりchurchhillSquare(ショッピングセンターがあり盛えている近くのバス停🚏)

にSevensisters行きのバスが来る。待つこと6分。ついにSevensisters行きのバスが姿を現した。

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Yorkからwhitbyに行った時とほぼ同じカラーのバスであった。とにかく12xか12aに乗ればSevensistersの近くに行けるということだったので、2人合わせて往復£10を払い乗車した。

 

天気も良かったため、地平線を遠くまで見ることができる。途中途中でゴルフ場⛳️がチラホラ見え、おじさん達が元気よくドライバーを振っているのが見えた。

 

電車に揺られること🚃1時間。(友達が起こしてくれておかげで降りることができた)私たちはバスを下車しSevensistersを目指して歩いた。Sevensistersに行くには、バスのSevensistersで降りてそこから、セブンシスターズ・カントリー・パークを歩く必要がある。

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歩く時間はおよそ30分。歩いていると長く感じるが、Sevensistersを歩く道から見る景色が、まぁ絶景であった。写真も何枚も撮ったがどうしても、この感激を写真に収めきれない。どうしても小さくなってしまう。これは、もう来てもらうしか、この喜びは感激は共有できないと思う。イギリスに来たらぜひ行ってみてほしい。

 

海岸が見え、丸い石の上を歩くとついにまずビーチサイド・ヘッドが見えた。

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イーストボーン南西5kmにあるビーチ・ヘッドはSevensistersに負けない迫力があり高さが175mもある。私たちは写真を撮りまくった後、私達はビーチ・ベッドを昇ることを決め重いリュックサックを担いだまま、歩いた。歩いて_、いや登ってみると傾斜がえげついことにきづく。例えるとスキー⛷場の上級者コースの坂が何百mに渡って続いているようだ。私は週に2.3回ほどジムで鍛えるため走っているが、

(上半身の筋肉が、こっちに来てからおちてきたので、鍛え直すことにした。)

このレベルの坂を登った経験がなかったので、正直キツかった。しかし、坂を登りそこからみる景色はもう、言葉にならないほど絶景であった。(今度デジカメ📷の写真を載せておく)

 

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私は強風にあおられても負けず、風で髪の毛がたなびいても負けず、Sevensistersをこの目で見ることができた。(万歳🙌)

私は10分もしないうちに、降りたバス停🚏向かった。

 


Sevensistersのバス停からbrighton の街中へ着くと、時刻は3時過ぎ。まだこんな時間かと思いつつも、陽はもう沈もうとしていた。日本よりも体感として陽が沈むのが1時間から2時間ほど早い。だから、体が勘違い起こしてしまうこともある。

 


私達は泊まる家に荷物を置いたあと、brightonの街へ繰り出した。まず最初に向かったのは海に浮かぶ遊園地である🎡。

 

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屋台からゲームセンター、レストランからメリーゴーランド🎠、ジェットコースターまでなんでも揃っていた。海に浮かぶ遊園地_。日本にはないものを見れて刺激になった。

 

その後、お腹を空かせた私達は、シーフードレストランへ向かった。Roddle&Finnsという店だ。大通りから裏道に入ってすぐにある。私はこの店でついに、ある食べ物を食べてしまった。ロブスター🦞である。海老フライ、エビチリ、甘エビ_。海老大好き少年(もうそんな年齢でない)改めて海老大好きおじさんは、ついにロブスターを食べる機会をイギリスで得ることができた。バケットをちびちびと食べていると

ロブスターが皿の上に乗って姿を現した。

 

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赤い殻の中にぎっしり詰まった身。ガーリックと塩で揚げられた殻はカリッとしていて食べることができる。出てきた時、カニを🦀ほじる物を渡されたので、カニに味が近いと思ったが違った。どちらといえば海老に近いと。かといって、日本で食べる海老とも違う。結局美味しかったのかどうかというと、美味しかった!

また、食べたいかというと、もう良いかな!と思ったかな。日本の海老フライ🦐定食を食べてみたくなった私だった。

 

この時まだ6時前。気分は8時過ぎ。私達は二件目でイタリアンを食し明日の日程を決め、今日宿泊する家に向かった。

明日はストーンヘンジとバースに行く。

続く。

 

 

 

 

 

 

イギリス滞在記〜Cambridge編〜

空は快晴。Cambridge駅に着き改札を過ぎるとそのハンサムボーイはいた_。

 

イギリスに来てもうすぐ2ヶ月経つ。私は同じくイギリス🇬🇧にいる友達に会いに行く事にした。

場所はCambridge。街の中にケンブリッジ大学があり、ここを卒業した偉人は数多くいる。あの進化論を唱えたダーウィンや地球は🌏重力によって中心に引っ張られていると言ったニュートンケンブリッジ大学を卒業している。

 

彼の名前はM君だ。同じ地元で、小学校時代同じサッカー少年団に所属した。中学校でも同じクラスだった。彼はサッカーもうまく数学も得意、ハンサムで自分にとって憧れの存在であった。

 

久しぶりに彼と会うのを楽しみにしていた私は電車に乗りケンブリッジに向かった。電車に揺られること3時間。私はついにケンブリッジについた。改札を過ぎると笑顔で彼は迎えてくれた。それから、お互いこっちで何をやっているか話した。

私はヨーク大学で研究していることを話し、彼は英語の勉強をするためイギリスにきたと言っていた。また、彼はアジアの文化を知ってもらうサークルに入って海外の人に紹介してるらしい。彼と話している間に最初の目的地に来た。

「ここがサッカーが生まれた場所だよ」

 

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目の前を見ると、そこには緑の草原広がる公園があった。皆、家族と歩いたり、友達とサッカーをしたりと思い思いに休日を過ごしていた。天気が良かったので、絶好の公園日和だった。

私は小中とサッカーをしていたため、この地でサッカーが始まったと思うと感慨深かった。

私達は公園を軽く歩き、その後ケンブリッジの街中へ向かった。歩いてみた印象は、街の中に大学が多く点在しているが、街自体が大きすぎないため、生活する上では便利だと感じた。(ロンドンも近いしね👍)

その後、私達はケンブリッジ市内の大学を見て、市内を一望できる塔に登った。階段は螺旋階段で段数が思ったよりあったため、結構きつかった(普段、ジムに通っているため、太もも筋を鍛えられるとポジティブに考え喜ぶことにした)しかし、そんなしんどさなど吹っ飛ぶくらいケンブリッジの街並みは綺麗だった。

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東西南北、全方位見渡せるため、私は思い思いにカメラのシャッターを切った。晴れていたため、ケンブリッジの街をはっきりと見ることができた。

 

私達は街並みを見終えると、昼ごはんを食べに近くのレストランへ向かった。

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昼ごはんはタンドリーチキンのサンドウィッチ🥪。野菜がたっぷりで食べ応え抜群。野菜と肉、どちらも好きな私としてはベストタッグ。

 

私達は食べながら、これからどうしたいか未来について語り合った。彼はこう言った。

「将来は貧しい国に行って、愛を持って接して、世界を平和にしたい。」

私は彼の夢を聞いて驚いたと同時に、大きな志をもっている彼は素晴らしいなと心から思った。そして、M君がこれから彼自身が大切にしたいことは3つあると言っていた。

1つめが「愛する」ということだ。愛するという言葉は愛をすると書いて愛するという。つまり、愛は受けるものではなく、愛を自ら能動的に行うということが大切だと言っていた。彼は、高校まで、サッカーは勝つことが大切だと考えていた。しかし、大学に入って大好きなサッカーについて深く考えた時にふとこう思ったらしい。サッカーは皆を平和をするために生まれたのだ。競争して相手に対して反骨心むき出しで戦うことが必ずしも大切ではないということを。

サッカーが出来るのは、相手がいるから出来るのだから、まず相手に対して敬意を示さなければならない。

M君は彼自身が好きなサッカーが人を平和にし、幸せにする力があると考えた。彼は、大学在学中にイベントを企画した。それは、サッカーをやったことのない未経験者も経験者も皆ごちゃまぜでサッカーするというものだった。彼が主催したイベントは無事成功した。皆終わった後、サッカーを通して笑顔になることができた。サッカーに対する愛を自分から皆に届けたことで皆が幸せになった。愛することがいかに大切か、彼はそこから学んだ。

 

2つめは「目的」を持つことだ。彼は偉人の本をよく読んでいるらしく、話の節々に尊敬する偉人の言葉を織り交ぜて話してくれた。彼が一番尊敬している人は「ネルソンマンデラ」だ。

 

ネルソンマンデラ

南アフリカで民主的選挙で初めて選ばれた大統領。アパルトヘイトを訴え、人種差別のない社会を実現するため、尽力。一時、その活動が問題となり、裁判にかけられることになるが、その際、

「私は白人の支配に対して戦い、黒人の支配に対しても戦ってきた。私は、すべての人が調和し、平等な機会を持って共に暮らしていく、民主的で自由な社会という理想を抱いてきた。私はその理想のために生き、それを成し遂げることを望んでいる。しかしもし必要であれば、その理想のために死ぬことも恐れない。」

と言った。

一部引用:http://www.youthforhumanrights.jp/voices-for-human-rights/champions/nelson-mandela.html


結局刑務所に27年服役するが、その後釈放され、抑圧と戦い続けことが国民に評価され黒人初の大統領となる。アパルトヘイト下での黒人と白人の対立を是正、経済不況からの回復に努めた。1993年にノーベル平和賞を受賞。2013年、自宅で亡くなる。

 

過去の偉人たちがなぜ、偉業を達成できたのか?彼らには強い意志があったのと強い目的意識があったからだと考えた。でも、いかに強い目的、意志があっても行うことに対して反発する人も多くなるので、心が折れそうになるのでは?と考える人もいるだろう。偉人達の多くに共通していたのは、彼らが抑圧された時、厳しい状況に置かれた時に彼らに手を差し伸べる仲間がいたのと聖書を読んできたことである。(マーティン・ルーサー・キングとかそうだね)聖書には人間の権利を尊重することの大切さがかかれてあった。彼らが心が折れそうな時にも、彼ら自身の「信じられるもの」があったから、幾多の困難を乗りこえ最後までやり遂げることができたと私は考える。

 

3つめは「考え」だ。

私は彼とこの話をしていて、思い出したことがある。

 

お金は貯めても盗まれることがあるが、知恵や知識はとられることはない_。という言葉である。私達は田舎で育ち、2人とも地元を離れて、大学に行き、そして、イギリスに来ている。私は今の若い時期に(自分で若いとか言ってちょっと変な感じもするけど)海外に出て色んな知見や文化、考えを持った人たちと出会い、話し合い、お互いの思いや考えを交換することは重要だと考える。

M君から、聞いた話だとケンブリッジ大学に入学する前に、アプリを作って稼いだ資金で大学に入学する強者もいるという。日本だと、さぁ、大学入りました。プログラムとかやったことないしちょっとやってみようかな。(となる人は意識高い方)と思う人がいるかな?くらいである。

 

こっちに来てひしひしと感じるが、世界は広いなということである。自分の狭い知見や浅い考えで物事を決めてはならないということを深く痛感している。リブァプール に旅行し行った時、泊めてくれたホストマザーの家にドイツ人🇩🇪のお兄さんがいた。私はてっきり歳上だと思って何歳?って聞いたら18歳という答えが返ってきてめちゃくちゃ驚いたのを覚えている。(こっちの人は身体的な成長が早いので、見た目で判断してはいけない)彼は高校卒業後、自分のやりたいことを探すため、大学にいかず、ヨーロッパを転々としているらしい。日本だと高校、卒業したら、専門学校、大学に行くのが当たり前な風潮がある。(予備校とか塾とかしんけん〇〇とかあるもんね)けど、もうそんな時代は終わる。去年出版された「ライフシフト」という本を知っているだろうか?

 

ライフシフト

寿命100年時代がくる_。

Iot人工知能の登場により、今よりさらに混沌とした社会になる____。

じゃあ、私たちはどうすればいいのか?

これからの時代は変化に合わせて私たちも変身する必要がある。具体的には、金銭的な有形資産と家族、友人、考え、健康といった無形資産との両立が重要になる。これらに投資をすることが今後の人生をより豊かにすると考える。

よかったら、この人のサイトを見ると

わかりやすいかもしれない。

参照:https://www.flierinc.com/summary/925

 

世の中がものすごいスピードで変わっていく中で、偏った考えでいると自分も時代の変化に取り残されてしまう。日々、学びながら、勉強しながら、自分の意見を持ち、考えを持ち、議論し、話し合い、考えをある時は変えながら、私達は今後生きていく必要があると思った。

 

私はM君と話してこう思った。

同い年で、ここまで熱い思いを持って自分のやりたいことを探して努力している人間を私は彼以外知らない。

 

私は手に持ったサンドウィッチを食べるのを忘れて、話し合った。こんな凄い人が自分の知っている人でいたのか_。素直に嬉しかった。

 

私達は食べ終え、再び観光をして、カフェで一服した。年末どうするの?、今までどこ行った?とか、たわいもない話もして、笑顔でバイバイをした。

 

私は彼とバイバイした後、考えてしまった。

 

「そういえば、自分が本当にやりたいことって

なんだろうな?」

 

M君と話していた時は、将来的にエンジニアになって活躍したいと話したが、果たして、本当にそれがしたいのか考えた。

 

私は中学を卒業後、高校に行かず、高専に行った。高専は高校と専門学校が合体したような学校で、5年間通って、みっちり専門科目について勉強する。専攻は電気。(正直、高専の学生時代に戻りたい?って聞かれたら、首を縦に振らないかも笑  勉強大変だったからね)だから、私は大学受験をせずに高専を卒業している。その後、東京の大学編入はうまくいかず、新潟の大学に三年次編入して、現在に至る。私の強みは何だろう?と考えた時に、電気関係の知識や技術はある程度あると思うが、これといって自分の武器がないのではないかと思ってしまった。(私の良いところはこれ!って言ってくれる人いたらメッセージ送って👍)

 

けど、死ぬまでにやり遂げたいことはある。

それは、こちら↓ 

 

海外で活躍するエンジニアになりたい

エネルギー問題をどうにかしたい

カッコいいおじさんになる

海外に住む(なるべく長期)

本を執筆する

雑誌を書いてみる

アーティスト(画家)になる

ギターで皆の前で演奏する(もっと上手くなって!)

好きな人が了承したら

カフェか日本食屋を日本か海外の田舎で

やりたい

(好きな人まだ、いないのでそもそも

これが実現するかわからないけどね笑)

 

書いて思ったけど、エンジニア関係ないの半分以上あるやないかい!(陣内智則風)とツッコミを入れたくなってしまうが、これを自分としてはやってみたい。(結構やりたいこと漠然としすぎてるけどね!これらはまた、今後詳しくまとめてみようと思う)

 

私はこの中で一番できそうなのを今日考えてみたら、一番下のアーティスト(画家)が思い浮かんだ。とりあえず絵🖼描いてみよう!と電車に🚃乗る前に描いた絵がこちら

 

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小さい頃から絵を描くのが好きで、小学校くらいまでは、県内外で賞をもらったこともあった。それが、中学に上がると描かなくなったが、高専に入ってから暇な時間があると絵を描いていた。(高専で1回、図書券 3000円分欲しさに絵を描いて見事選ばれたことがあった)大学に上がってからはテスト期間中の時だけ_。

久しぶりに絵を描いた自分的にはオッケー。不思議だったのは、絵を描こう思った時、自分の頭の中に描きたい絵が源泉から湧き出る水のようにポコポコと溢れた。その時に、私は絵を描くことが好きなんだと改めて認識した。そして、今後も描いていきたいと思う。

 

今のところ、将来はエネルギー関係のエンジニアとして働いて、自分のやりたいことも並行してやって行きたいと思う。

 

 

 

M君と話してすごいと思ったのは、

彼は核となる部分か何か?深く考えることができることだ。もし他の場所に行って、困難にぶち当たっても、物事を深く考え、根本となる原因を考えだし、原点に立ち戻ることができる。だから、私は彼が自分のやりたいことはきっと実現できると信じている。

 

この2日間は自分にとってこれからの人生を生きる上で重要な1日の1つになった気がする。いつの日か、イギリスで話した日を2人で思い出し、語り合い、笑い合える日が来ることを願う。そして、彼に負けない人になれるように日々精進していきたい。

 

以上、Cambridge編でした。

長文失礼しました🙏

あと、これ全部英語で書けたらかっこいいね笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イギリス滞在記〜Edinburgh2&Glasgow〜

    いよいよ世界遺産フォース橋。私達は電車🚃で行くことを決め、切符🎫2人で往復£11.6を払ってNorth Queensferryに向かった。電車に揺られること20分。私はフォース橋🌉の前で降ろされると思いきや、まさかのフォース橋を渡り、人っ子いない駅で降ろされた。私は一抹の不安を抱えたままフォース橋🌉へ向かった。

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よし!フォース橋を撮影するぞ!と気持ちを切り替え、歩いていると、あることに気づいた。それは、フォース橋を撮るためフォース橋に向かってはいけないことである。どういうことかというと、フォース橋を撮りたければ、橋全体が映る場所に行かなければならないということである。私は自分の頭の弱さを改めて痛感させられることになる。フォース橋を撮るためには向かい側の白い橋に行く必要があった。私達は住宅街の道を歩き、白い橋に向かったが、行く先々で行き止まりにあった。Googleマップで検索すると、自分たちが歩いていた道では白い橋に行かないことが分かった。夜の住宅街を歩くアジア人の二人組。私が地元の人なら、こいつら、こんなところで何してんの?と不思議がっていただろう。私達は絶望していると、昼にEdinburghで見たヨーダを思い出した。

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「フォースと共にあれ」

スターウォーズの有名シーンが私の頭によぎった。(本当か?)ここまできたんだ。最後までやり通そう!

私達は白い橋を目指し文明の機器、Iphoneを駆使して、汗ダラダラになりながら(理由はUNIQLOのウルトラライトダウンを中に着ていたからである)白い橋に着いた。

その場所はこちら↓

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私達はスコットランドの£5を手に取り、記念撮影をした。

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お前らインスタグラマーかよ!と言わんばかりのガッツを見せ、私達はとても苦労してこの撮影スポットを見つけた。(世界遺産なら、分かりやすい撮影スポットくらいあったっていいのに!)最高の一枚を撮るため女子高生並みに頑張った。橋の上なので風が強くお札がパタパタと旗のように🚩たなびいた。私達は満足がいくまで写真を撮りまくり、元のNorth Queensferry駅に向かった。アップダウンの激しい坂を歩き疲れ果てた私達はEdinburgh駅へ向かった後、私達の予約したホテルへ向かった。

この日は、こっちに来て一番歩いた。正直、新潟でフットサルしていたときと同じくらい足の筋肉量はまだ残っている(なお、腹筋と背筋は壊滅)。

私はシャワー浴びて🚿、フカフカのベッドにダイブして爆睡した。

 

Edinburghに来て3日目の朝、私達はスコットランド最大の人口を誇るGlasgowへ向かった。Edinburghから電車で約1時間。途中、電車がCanceledになり焦ったが、Glasgow駅に着いた。

スコットランドの貿易と重工業の中心として大英帝国の発展に大きく貢献した。今では、文化、芸術の街になり、建物には数多くのアートがある。(一部、地球の歩き方抜粋🙏)

  

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また、スコットランド唯一の地下鉄🚇もある。私達は朝ごしらえした後、グラスゴー大聖堂へ向かった。

 

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中世のスコットランド大聖堂は宗教改革の時にほとんど壊されたが、この大聖堂は例外的に免れた貴重な存在である。幾度も増築を重ね今の姿になったと言われている。

 

私達が中に入ると、正装をした学生達が整列していた。恐らく何かの行事なのだろう。陸上自衛隊の服を着たイケメン君が微動だにしない"きをつけ"をしていたのが印象的だった。建物の内装はスタンドガラスがあしらわれ、大切に守ってきた建物であることが分かる。私達は建物の奥には入らなかったので、次の目的地ケルヴィングローヴ美術館&博物館へ向かった。

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ソウキホールストリートの西端。ケルヴィングローヴ公園内にある。コレクションの数や質は大英博物館に次ぐ規模だと言われている。ダリの十字架の聖ヨハネのキリストも見ることができる。

 

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中世の甲冑や日本の兜も見ることができた。

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本来ならゆっくりまわりたかったが、私はこの日、昨日のおみあげ&泊まりの荷物をリュックに詰めていた。そのため、肩が悲鳴をあげていた。尋常じゃない肩の痛みと格闘せねばならず、私は高速で見学してしまった。そもそも、Glasgowを15時にでないといけなかったため、見る時間もあまりなかった。今度来るときは時間をかけてゆっくり来たいと思った。

 

私達はGlasgowから再びEdinburghに戻って、昨日買い忘れたスコットランド美術館のおみあげを買いに行った。

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今度は、Edinburghの街も天気が良くなり、日差しを浴びた石造りの建物が太陽に照らされた。昨日は曇りのEdinburghだったが、晴れの日のEdinburghもやはり素晴らしい。

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美術館に行く道中、民族衣装を来て演奏する人も多くいた。

 

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日本だと男性がスカートを履くのは衝撃的だが、こっちでは普通らしい。

無印良品でかかっている音楽を生で聴いている感じで独特の世界観に浸った。

 

私は3日間クタクタに疲れたが、スコットランド🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿を満喫できた。Edinburghは個人的にまた来ようと思う。私は明日の支度をしてベッドに入り眠りについた。

 

 

 

 

イギリス滞在記〜Edinburgh1〜

そういえば、北方面行ってないしEdinburgh行ってみよう!(そうだ、京都にいこうみたいな)

そんな軽いノリで決めた行き先はEdinburghスコットランド🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿の首都で行政が集まる大都会。イギリスの人気の観光地として2番目に挙げられ、歴史的建造物が多いオールドタウンと18世紀以降に建てられたニュータウンがミックスした街。北のアテネとも称される。そして、あのJ.Kローリングがハリーポッターを執筆した街でも有名である。

 

時刻は夜の6時半。National trailでYorkからEdinburghまでは約2時間半かかる。私達は知り合いからRailcardを買うとNational lailの切符が定価の1/3が割引になることを教えてもらった。ちなみにポスターはこちら↓

 

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Railcardにも種類があり、シニア割、友達や家族割など多く種類がある。ちなみに私は16歳から25歳までが使えるRailcardを購入した。

早速駅🚉に向かい手続きをすませるとRailcardがもらえた。

 

£30を払うことでこのカードは貰える。私達はこのカードをゲットし、事前に切符を予約すると、往復2人で£98であった。この前、LondonからYorkに帰ってから時に片道1人£110払ったのでいかにRailcardが素晴らしいかがわかる。

 

   Edinburgh駅に着くと、Airbnbで予約していたお家へ向かった。このAirbnbは家の空いている部屋を安価で貸していただてる便利なアプリである。私達が泊まったお部屋は、高級ホテルでもあろうかというところで、お風呂もガラス張りで凄くゴージャスであった。(内装は貸していただいた家の方に悪いので言えないが)日本でこのレベルの家に住めるなんてそうそうないなと感じた。私がこちらはきて泊まった場所としてはダントツでよかった。しかも値段は2人で二泊£90。日本円にして¥13500だ。ちょっと高いと思うかもしれないが、1人一泊¥3400である。

日本でいうと東京のカプセルホテルとほぼ同等の値段である。私はシャワーを浴びてフカフカのベッドに潜り次の日に備えた。

 

    次の日、起きて時計をみると7時前。昨日前日入りしていたおかげで、「なんや、もっかい寝られるやん」と再び、ベッドに戻り二度寝。(二度寝できる時の喜びは計り知れない)再び起きたのは9時前。私達は支度をし、Edinburghの街へ出掛けた。市街地を歩いていると、あることに気づく。石でできた建物が多いことである。日本だと木造の建物が多いが、このEdinburghの街は石造りなのである。何という重厚感。また、私達が散策した日は曇り空が多く、どんよりした空模様であった。が、Edinburghの街と曇り空が見事にマッチしているのである。普通、青い空と海は最高に綺麗だ!という感想を持つ人が多いと思うが、Edinburghはそんなものを感じさせない特別な場所であると感じた。

市街地を歩き、私達は最初の目的地の聖ジャイルズ大聖堂へ向かった。ゴシック様式の教会で、王冠の形をした屋根が目印である。値段は無料。個人の良心で募金することも可能である。私はこの教会に入った時息を呑んだ。

  「なんだ、この空間は……❗️」

 

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上を見渡せば積み重ねられた石が見事な空間を生み出し、スタンドガラスが太陽の光を浴びて煌びやかに輝いてるではないか。私は圧倒されていると子供達の歌声が聴こえてその場所に向かった。

 

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彼らの歌声を聞いた時、私はなんて幸せなんだと喜びを感じるとともに、まだ観光地一箇所目なのに、ここに来られたことの喜びを感じた。

全身で歌声を浴び、神秘的な気持ちになり、癒された私は、小銭を募金箱に入れ、次の目的地Edinburgh castleへ向かった。

坂道が続く市街地を抜けると一気に視界がひらけ、その城はある。皆思い思いに写真を撮っており、私もそれに便乗してシャッターを切った。

 

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気がすむまで写真を撮ると、私達は城の中へ向かった。入場料は大人は£18.5。城の中へ入ると、街に向けた向けられた大砲が姿を現した。

 

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普段生活していて、いや日本の城🏯を見に行って大砲をみる機会などほぼほぼない。(あったら、今度行ってみるから教えてほしい👍)私達は記念写真を撮り、頂上を目指した。城の頂上にも大砲があり、ウィスキーが飲めるおみあげ屋、教会、Edinburgh castleの歴史が学べる建物がある。教会では、戦争で亡くなったであろう多くのスコットランド戦士の名前が刻まれていた。私は胸が痛くなるのと同時に幸せに毎日を暮らせる今の自分の生活に対して、先人達に感謝しなければならないと思った。(お前、優等生かよ!という鋭いツッコミが来るかもしれないが、その時は本当にそう思った。)

私達が城の頂上をブラブラしていると、雲の裂け目から青い空が顔を出し、Edinburghの街を明るく照らした。

 

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スコットランドの王様が見ていた景色はこういうものだったのか!」私は納得するのと同時にこの景色を見ていたであろうスコットランド王が少し羨ましく思えた。

頂上で嬉しそうに写真を撮っている私に一緒に来ている友人が

「13時から空砲鳴らすらしいよ!その場所行ってみない?」というので、時計を確認したら12時40分。ベストタイミングやないかいと、私達は空砲を鳴らす場所は向かった。13時に近くなっていくと人だかりが増えてきて、驚いていると、校章をたくさんつけたおじさんが登場した。

 

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このおじさんが空砲を鳴らす前にいくつか儀式を行った。おじさんは大砲に空砲用の弾を込め、大砲の口は空に向けられた。皆、今か今かとスマホの動画モードで待っていた。

 

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13時ちょい前(多分おじさんのミス)、

「ドッカーーーーーーーーーーーン🔥」

と物凄い音があたりに響きわたり、周りにいた人達があまりの音のデカさに驚き、そしておじさんに対して拍手がおこった。空砲が打ち終わると記念撮影タイム!とおじさんの周りに写真撮る人だかりができた。某ネズミーランドのミッキーばりの人気だ。小さい子供から家族、美人まで(この時はおじさんが羨ましかった)幅広い年代の人が写真を一緒に撮っていた。勿論私も撮った。

 

おじさんは嫌な顔1つせず、写真を撮ってくれた。私はそれに感謝し、次の目的地へ向かった。

次はEdinburgh美術館である。ゴーギャンの絵も飾られてある由緒ある美術館。しかもここも無料で入れる。

 

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私は美術館の中へ入ると、ゴーギャンの絵を探すとともに、目についた絵をじっくり見ていた。大学で西洋美術史をとったのに、全然覚えていない。絵を描くことが好きでその授業をとったのに、頭の中からそこがすっぽり抜け落ちている。私は自分が少し嫌になったが、それを忘れ去れるほど素晴らしい絵が数多くあった。

普通、美術館であれば、写真を撮ってはいけない場所が多くあるが、ここは問題なかった。私は美術館で働いている美人な係員のお姉さんに見惚れると共に15世紀以降に描かれた数多くと絵のレベルの高さに驚いた。皆、ゴッホとかシャガール!とか名のある画家を知っているだろう。が、多くの人が知らない画家達もこの世の中に素晴らしい絵を残してくれたと私は改めて彼らに感謝した。美術館を歩きまわり私達はようやくゴーギャンの絵を見つけることができた。

 

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どっちかがゴーギャンだった気がする。

私は達成感を得られたのと同時に芸術的な作品を数多く見られたことが嬉しかった。

私達は次に国立Edinburgh博物館に向かった。ロイヤルマイルの南、チェインバーストリート沿いにある博物館。建物は黒く歴史を感じさせる建物で、近くに立っていた石像が存在感を示していた。私達は中に入ると建物の大きさ、綺麗さに圧倒された。

のと同時に歩き疲れた私は「え?これから全部ここ回るんですか…、本当に?」と確認したくなるようなデカさで、まわる前から膝が震えた。

 

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私はよしっと気合を入れて、博物館をまわった。歩いてみると、どうやら動物コーナーと乗り物コーナーの2つに大きく分かれているらしい。子供達は思い思いに楽しんでおり、家族連れも多く見れらた。私の小さい頃の夢は生き物博士であったので、動物の剥製コーナーに行った時はテンションがあがった。正直、一日中ここにいても楽しめるくらいいい場所であった。

建物の中を歩きまわりついに疲れ果てた私は近くのベンチに腰を下ろした。眉間に皺を寄せた私が前をみると、美人のお姉さんが向かい側の席に座っていた。

こっちに来て思うが、イギリスの美人率は凄まじい。自分のストライクゾーンが広いとは思わないが、至る所で目鼻立ちのしっかりした美人がいっぱいいる。(流石に写真には撮れないので自分の目に焼き付けておいた。)私はそのお姉さんから元気をもらい(こちらが一方的に受け取っただけだが)、少し遅い昼ご飯を食べることにした。

 

私達が向かったのは、Edinburghにある日本食屋さん。私はそこで味噌ラーメン大盛りを頼んだ。

 

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イギリスにいるとラーメンが恋しくなってしまう。麺は汁を吸って、伸びきっていたがお腹がすいた今、濃厚なスープが身に染みるように美味かった。私はそこで元気をもらい、Edinburghの街が見渡せるカールトン・ヒルに向かった。ニュータウンの東にある小高い丘、カールトン・ヒルEdinburghの街並みを眺めるのにオススメの場所である。f:id:hirokiishikawa0610:20181022042757j:image
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曇り空なのが、残念だったが、日が落ちるにつれ、ロウソクの火のようにポッと灯りがともり始め暗い街を幻想的にした。私達が記念撮影を楽しんでいると、日本人の方が声をかけてくれた。Kさんという方で企業が語学研修で派遣したらしい。週末なのでイギリスの南の方からEdinburghまで遊びに来たらしい。私達は談笑し、久々に日本語で会話し笑った。私達は連絡先を交換してこの場所を後にした。

次は世界遺産フォース橋🌉へ向かった。しかし、フォース橋を撮るのは想像していたよりも遙かに大変であった。この話は次のEdinburgh2&Glasgowで報告する👍

http://rokky5.hatenablog.com/entry/2018/10/22/063155

イギリスで喉が痛くなった時の対処法

日本で去年、一年を通して体調を崩さなかった私がイギリスに来て3週目に風邪をひいてしまった。ホストファミリーの家に来た次の日のことだ。私は緊張していたのか、不安が解けたのか分からないが、朝起きた時に喉が痛いのに気づいた。「うわー、異国の地で風邪🤧ひいちゃったー!海外保険入ったけど、どこまで適用されるか分からないし…どうしよう?!」と心の中で思っていた私は、急いでGoogleで調べ、対処することにした。私が調べ上げた結果、イギリス人も重宝する、日本ののど飴的なものをあるのを知った。それがこちら↓

 

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Strepsilsのハニー🍯レモン🍋味の飴だ。私は近くのスーパーでこれを買った。早速舐めてみると、喉の扁桃腺あたりに効いている気がした。一日あたり食べてもいい量が決まっているらしいが、私は貪るようにボリボリと食べた。

続いて、これだけでは、足りないと思った私はスーパーで蜂蜜🍯と大根を買うことにした。サイトをみると効果てき面👍と書いてあり、これは期待するしかないと思っていた。蜂蜜はすぐ見つけることが出来たが、大根が見当たらない。どうやらロンドンなどの大きい街にしかないらしい。ある時はかなりレアだと聞いた。私は方針を変え、喉に効きそうなショウガを買うことにした。

    早速家に帰ると蜂蜜とショウガを切ったのをお茹でとかし、マグカップに混ぜて飲んでみた。すると、喉をスーッと通り全身をポカポカと温めてくれた。私はこれを二杯飲んだ後、すぐベッドに入り眠りについた。

    次の日、朝起きると、喉の痛みが和らいでるのが分かった。「良かった〜。」と内心ホッとし、朝と夜、蜂蜜とショウガを、日中はStrepsilsを食べ、体調が良くなるのを待った。

    その生活を3.4日していたら、喉が痛くなくなった。次に鼻水が問題となったが、ティッシュさえあれば何とかなるので、大きな問題ではなくなった。1週間経つと、ほぼ完全に風邪を治すことが出来た。

 

ここで、イギリスで喉が痛くなった時の対処法をまとめると

 

1.Strepsilsの飴を買う

2.蜂蜜とショウガ(あれば大根)をお茹で溶かし朝と夜飲む。

3.早めに布団に入り、朝は冷やさないように靴下を履いて寝る

 

この3つを続けていれば、病院に行かずとも喉が痛いのを治すことが可能である。

皆さんもぜひ、海外で風邪🤧をひいた時は試してみてほしい👍