Rokkys diary

日常をエッセイに

イギリス滞在記〜Cambridge編〜

空は快晴。Cambridge駅に着き改札を過ぎるとそのハンサムボーイはいた_。

 

イギリスに来てもうすぐ2ヶ月経つ。私は同じくイギリス🇬🇧にいる友達に会いに行く事にした。

場所はCambridge。街の中にケンブリッジ大学があり、ここを卒業した偉人は数多くいる。あの進化論を唱えたダーウィンや地球は🌏重力によって中心に引っ張られていると言ったニュートンケンブリッジ大学を卒業している。

 

彼の名前はM君だ。同じ地元で、小学校時代同じサッカー少年団に所属した。中学校でも同じクラスだった。彼はサッカーもうまく数学も得意、ハンサムで自分にとって憧れの存在であった。

 

久しぶりに彼と会うのを楽しみにしていた私は電車に乗りケンブリッジに向かった。電車に揺られること3時間。私はついにケンブリッジについた。改札を過ぎると笑顔で彼は迎えてくれた。それから、お互いこっちで何をやっているか話した。

私はヨーク大学で研究していることを話し、彼は英語の勉強をするためイギリスにきたと言っていた。また、彼はアジアの文化を知ってもらうサークルに入って海外の人に紹介してるらしい。彼と話している間に最初の目的地に来た。

「ここがサッカーが生まれた場所だよ」

 

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目の前を見ると、そこには緑の草原広がる公園があった。皆、家族と歩いたり、友達とサッカーをしたりと思い思いに休日を過ごしていた。天気が良かったので、絶好の公園日和だった。

私は小中とサッカーをしていたため、この地でサッカーが始まったと思うと感慨深かった。

私達は公園を軽く歩き、その後ケンブリッジの街中へ向かった。歩いてみた印象は、街の中に大学が多く点在しているが、街自体が大きすぎないため、生活する上では便利だと感じた。(ロンドンも近いしね👍)

その後、私達はケンブリッジ市内の大学を見て、市内を一望できる塔に登った。階段は螺旋階段で段数が思ったよりあったため、結構きつかった(普段、ジムに通っているため、太もも筋を鍛えられるとポジティブに考え喜ぶことにした)しかし、そんなしんどさなど吹っ飛ぶくらいケンブリッジの街並みは綺麗だった。

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東西南北、全方位見渡せるため、私は思い思いにカメラのシャッターを切った。晴れていたため、ケンブリッジの街をはっきりと見ることができた。

 

私達は街並みを見終えると、昼ごはんを食べに近くのレストランへ向かった。

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昼ごはんはタンドリーチキンのサンドウィッチ🥪。野菜がたっぷりで食べ応え抜群。野菜と肉、どちらも好きな私としてはベストタッグ。

 

私達は食べながら、これからどうしたいか未来について語り合った。彼はこう言った。

「将来は貧しい国に行って、愛を持って接して、世界を平和にしたい。」

私は彼の夢を聞いて驚いたと同時に、大きな志をもっている彼は素晴らしいなと心から思った。そして、M君がこれから彼自身が大切にしたいことは3つあると言っていた。

1つめが「愛する」ということだ。愛するという言葉は愛をすると書いて愛するという。つまり、愛は受けるものではなく、愛を自ら能動的に行うということが大切だと言っていた。彼は、高校まで、サッカーは勝つことが大切だと考えていた。しかし、大学に入って大好きなサッカーについて深く考えた時にふとこう思ったらしい。サッカーは皆を平和をするために生まれたのだ。競争して相手に対して反骨心むき出しで戦うことが必ずしも大切ではないということを。

サッカーが出来るのは、相手がいるから出来るのだから、まず相手に対して敬意を示さなければならない。

M君は彼自身が好きなサッカーが人を平和にし、幸せにする力があると考えた。彼は、大学在学中にイベントを企画した。それは、サッカーをやったことのない未経験者も経験者も皆ごちゃまぜでサッカーするというものだった。彼が主催したイベントは無事成功した。皆終わった後、サッカーを通して笑顔になることができた。サッカーに対する愛を自分から皆に届けたことで皆が幸せになった。愛することがいかに大切か、彼はそこから学んだ。

 

2つめは「目的」を持つことだ。彼は偉人の本をよく読んでいるらしく、話の節々に尊敬する偉人の言葉を織り交ぜて話してくれた。彼が一番尊敬している人は「ネルソンマンデラ」だ。

 

ネルソンマンデラ

南アフリカで民主的選挙で初めて選ばれた大統領。アパルトヘイトを訴え、人種差別のない社会を実現するため、尽力。一時、その活動が問題となり、裁判にかけられることになるが、その際、

「私は白人の支配に対して戦い、黒人の支配に対しても戦ってきた。私は、すべての人が調和し、平等な機会を持って共に暮らしていく、民主的で自由な社会という理想を抱いてきた。私はその理想のために生き、それを成し遂げることを望んでいる。しかしもし必要であれば、その理想のために死ぬことも恐れない。」

と言った。

一部引用:http://www.youthforhumanrights.jp/voices-for-human-rights/champions/nelson-mandela.html


結局刑務所に27年服役するが、その後釈放され、抑圧と戦い続けことが国民に評価され黒人初の大統領となる。アパルトヘイト下での黒人と白人の対立を是正、経済不況からの回復に努めた。1993年にノーベル平和賞を受賞。2013年、自宅で亡くなる。

 

過去の偉人たちがなぜ、偉業を達成できたのか?彼らには強い意志があったのと強い目的意識があったからだと考えた。でも、いかに強い目的、意志があっても行うことに対して反発する人も多くなるので、心が折れそうになるのでは?と考える人もいるだろう。偉人達の多くに共通していたのは、彼らが抑圧された時、厳しい状況に置かれた時に彼らに手を差し伸べる仲間がいたのと聖書を読んできたことである。(マーティン・ルーサー・キングとかそうだね)聖書には人間の権利を尊重することの大切さがかかれてあった。彼らが心が折れそうな時にも、彼ら自身の「信じられるもの」があったから、幾多の困難を乗りこえ最後までやり遂げることができたと私は考える。

 

3つめは「考え」だ。

私は彼とこの話をしていて、思い出したことがある。

 

お金は貯めても盗まれることがあるが、知恵や知識はとられることはない_。という言葉である。私達は田舎で育ち、2人とも地元を離れて、大学に行き、そして、イギリスに来ている。私は今の若い時期に(自分で若いとか言ってちょっと変な感じもするけど)海外に出て色んな知見や文化、考えを持った人たちと出会い、話し合い、お互いの思いや考えを交換することは重要だと考える。

M君から、聞いた話だとケンブリッジ大学に入学する前に、アプリを作って稼いだ資金で大学に入学する強者もいるという。日本だと、さぁ、大学入りました。プログラムとかやったことないしちょっとやってみようかな。(となる人は意識高い方)と思う人がいるかな?くらいである。

 

こっちに来てひしひしと感じるが、世界は広いなということである。自分の狭い知見や浅い考えで物事を決めてはならないということを深く痛感している。リブァプール に旅行し行った時、泊めてくれたホストマザーの家にドイツ人🇩🇪のお兄さんがいた。私はてっきり歳上だと思って何歳?って聞いたら18歳という答えが返ってきてめちゃくちゃ驚いたのを覚えている。(こっちの人は身体的な成長が早いので、見た目で判断してはいけない)彼は高校卒業後、自分のやりたいことを探すため、大学にいかず、ヨーロッパを転々としているらしい。日本だと高校、卒業したら、専門学校、大学に行くのが当たり前な風潮がある。(予備校とか塾とかしんけん〇〇とかあるもんね)けど、もうそんな時代は終わる。去年出版された「ライフシフト」という本を知っているだろうか?

 

ライフシフト

寿命100年時代がくる_。

Iot人工知能の登場により、今よりさらに混沌とした社会になる____。

じゃあ、私たちはどうすればいいのか?

これからの時代は変化に合わせて私たちも変身する必要がある。具体的には、金銭的な有形資産と家族、友人、考え、健康といった無形資産との両立が重要になる。これらに投資をすることが今後の人生をより豊かにすると考える。

よかったら、この人のサイトを見ると

わかりやすいかもしれない。

参照:https://www.flierinc.com/summary/925

 

世の中がものすごいスピードで変わっていく中で、偏った考えでいると自分も時代の変化に取り残されてしまう。日々、学びながら、勉強しながら、自分の意見を持ち、考えを持ち、議論し、話し合い、考えをある時は変えながら、私達は今後生きていく必要があると思った。

 

私はM君と話してこう思った。

同い年で、ここまで熱い思いを持って自分のやりたいことを探して努力している人間を私は彼以外知らない。

 

私は手に持ったサンドウィッチを食べるのを忘れて、話し合った。こんな凄い人が自分の知っている人でいたのか_。素直に嬉しかった。

 

私達は食べ終え、再び観光をして、カフェで一服した。年末どうするの?、今までどこ行った?とか、たわいもない話もして、笑顔でバイバイをした。

 

私は彼とバイバイした後、考えてしまった。

 

「そういえば、自分が本当にやりたいことって

なんだろうな?」

 

M君と話していた時は、将来的にエンジニアになって活躍したいと話したが、果たして、本当にそれがしたいのか考えた。

 

私は中学を卒業後、高校に行かず、高専に行った。高専は高校と専門学校が合体したような学校で、5年間通って、みっちり専門科目について勉強する。専攻は電気。(正直、高専の学生時代に戻りたい?って聞かれたら、首を縦に振らないかも笑  勉強大変だったからね)だから、私は大学受験をせずに高専を卒業している。その後、東京の大学編入はうまくいかず、新潟の大学に三年次編入して、現在に至る。私の強みは何だろう?と考えた時に、電気関係の知識や技術はある程度あると思うが、これといって自分の武器がないのではないかと思ってしまった。(私の良いところはこれ!って言ってくれる人いたらメッセージ送って👍)

 

けど、死ぬまでにやり遂げたいことはある。

それは、こちら↓ 

 

海外で活躍するエンジニアになりたい

エネルギー問題をどうにかしたい

カッコいいおじさんになる

海外に住む(なるべく長期)

本を執筆する

雑誌を書いてみる

アーティスト(画家)になる

ギターで皆の前で演奏する(もっと上手くなって!)

好きな人が了承したら

カフェか日本食屋を日本か海外の田舎で

やりたい

(好きな人まだ、いないのでそもそも

これが実現するかわからないけどね笑)

 

書いて思ったけど、エンジニア関係ないの半分以上あるやないかい!(陣内智則風)とツッコミを入れたくなってしまうが、これを自分としてはやってみたい。(結構やりたいこと漠然としすぎてるけどね!これらはまた、今後詳しくまとめてみようと思う)

 

私はこの中で一番できそうなのを今日考えてみたら、一番下のアーティスト(画家)が思い浮かんだ。とりあえず絵🖼描いてみよう!と電車に🚃乗る前に描いた絵がこちら

 

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小さい頃から絵を描くのが好きで、小学校くらいまでは、県内外で賞をもらったこともあった。それが、中学に上がると描かなくなったが、高専に入ってから暇な時間があると絵を描いていた。(高専で1回、図書券 3000円分欲しさに絵を描いて見事選ばれたことがあった)大学に上がってからはテスト期間中の時だけ_。

久しぶりに絵を描いた自分的にはオッケー。不思議だったのは、絵を描こう思った時、自分の頭の中に描きたい絵が源泉から湧き出る水のようにポコポコと溢れた。その時に、私は絵を描くことが好きなんだと改めて認識した。そして、今後も描いていきたいと思う。

 

今のところ、将来はエネルギー関係のエンジニアとして働いて、自分のやりたいことも並行してやって行きたいと思う。

 

 

 

M君と話してすごいと思ったのは、

彼は核となる部分か何か?深く考えることができることだ。もし他の場所に行って、困難にぶち当たっても、物事を深く考え、根本となる原因を考えだし、原点に立ち戻ることができる。だから、私は彼が自分のやりたいことはきっと実現できると信じている。

 

この2日間は自分にとってこれからの人生を生きる上で重要な1日の1つになった気がする。いつの日か、イギリスで話した日を2人で思い出し、語り合い、笑い合える日が来ることを願う。そして、彼に負けない人になれるように日々精進していきたい。

 

以上、Cambridge編でした。

長文失礼しました🙏

あと、これ全部英語で書けたらかっこいいね笑